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はやめに更新しますとは言ったけど連日という。
なんか今の気持ちをとにかくすぐに書き留めておきたくて…
私はというと精神的に超元気なんだけどおなかこわしましたし夜は寝付けません。
どういうことなのだろうか。

と、いうわけで

コミックス版 活撃刀剣乱舞
完結おめでとうございます。
津田穂波先生ほんとうに最後までおつかれさまでした。
本当によかったんだけど、絶賛してたわりに心の準備ができてなくて
連載は飛ばし飛ばしでちゃんと読めてないんだけど
どこ読んでも最高だったので単行本じっくり楽しむとして
とりえず最終話むかえた今の気持ちなんですけど


壮大な兼堀ストーリーだったなというか…
最終話の兼さんと堀川くんのやりとりも、理想だなあと感じたし
けっきょく、アニメ版を見ていたときのモヤモヤって
あまりに自分が今まで掘り下げて、心で見てきたものと、
違うものを突き付けられて混乱していたのだろうけど、
この、拗らせすぎた兼堀脳にスッと抵抗なく入ってきて
最高だなあ…って素直に受け入れられるのが、
このコミカライズのものすごいところなんだと思う。
アニメ版見てたとき、物申したいことだらけで、
実際にちょっと吐き出したり、リアルで人と会ったときなんかは
愚痴をぶちまけたりしたものだけど、
でもじゃあ、自分の理想の土方組を、あの尺と制限の中で表現できるのか?
と考えれば、ここまで数年拗らせ続けててもできることじゃあないんですよね。
同人誌だって描いてるけど、いつだって、伝えきれてないことだらけだし
もっとこうしたらいいのかな?こうかな?って、日々思ってるんだけど
簡単にできるものではない。
人の心を動かすのって、すごくむつかしいことだし、それが、
既にみんなの中にそれぞれの理想がつくられた状態の、
みんなが大好きなものを使ったものだとしたら、
そこにピンポイントで響かせるのって、ほんとむつかしいことだと思うんですよね。
だから、なんだろうな、活コミよかった云々の前にまず
津田先生はめちゃくちゃすごい人なのだなあ…と、尊敬と感謝でいっぱいになるのでした。

津田先生の中に、土方組という「生きてる」二振りの答えが、ちゃんとあるんだろうな。
アニメのストーリーをなぞってるのに、ここまで印象が違うのは
それに尽きるんじゃないかなあ。
もちろん土方組だけじゃあなくって、むっちゃんも、まんばも、他のだれもが、
みんなちゃんと作品の中で生きてて、自分の意思を持っている感じがして
だれひとりとして、必要のない登場キャラクターがいないんですよね。
それって、どのキャラクターにも愛情と、表現のための時間をいっぱいかけたからに違いないんですよ。

キャラクターにただ理想をぶつけたり、自分の意思を投影して動かしたり、
ストーリーのための駒にしたり、そういうのって
全部、あまり良い結果にならないのわかってても、やりがちなんですよね。
創作にしろ二次創作にしろ、生きてるキャラクターをちゃんと描くには
キャラクターと向き合って、対話することが大事なんじゃないかなって
わりと本気で思っている。
それができる人が、コミカライズしてくれてよかったなあと
思わざるをえないし、
こんな良いものに大好きな題材で触れられて幸せです。

それにしてもあぁ~~~~~~~~~~~~~~~土方組尊いな!!!
答えははじめから出てたにめちゃくちゃ感動したんですけど
けっきょくこの作品って、堀川くんが顕現して、
兼さんとまた一緒で嬉しい!って思った気持ちを
ただそれだけのまっすぐで一番大事な感情を
深く深く掘り下げて課題を与え考えに考え抜かせた末に
堀川国広の存在意義としてちゃんと再確認させる話だった…?
すごくないか?

これを乗り越えた活コミ堀くんは、
きっとこれから先何があっても、
「また兼さんと一緒で嬉しい」という思いだけで、
揺るがず強く生きていけるんじゃあないか。
しかもそれは、兼さんが一緒にいることが、前提で…。
そして全編通してずっと堀川くんのことを気にかけ続けて
自分自身も悩みながらも、同じ思いで、相棒として良い距離感でいた兼さんの存在。
これがあるからこそ、堀川くんの答えに健全な説得力と感動があるんだと思う。
二振りの思いが同じで一緒にいることを選べたこと
本当によかったな…って思う。
ここにまた新たな幸せな揃いの二振りが誕生したのであった。
兼堀に幸あれ

兼堀クラスタとしてというか、土方組好きとして、
私個人も一番大切なところってそこだと思ってるし、
堀川くんの本当の幸せってなんだろうって思ったら、
兼さんと一緒に、兼さんと生きて、戦って、兼さんと一緒に歴史守ること
だと思うんですよね。
でもこれ、どんなに言葉で言ったって理由をいくら並べたって、
なんか薄っぺらくなっちゃうんですよ。
ずっと語ってる身としては、語ってるけどな!もっと本当にな!
大事なことなんだよ!!って思ってるんだけど
それを、ただそれを、この短くない期間とページ数とクオリティの高さで
ひとつの作品としてこの世に出たことがすごすぎるなと…
全人類に読んで頂きたい作品です。
土方組尊い。兼堀ばんざい。

あ…あとあのシーンの堀くんの顔めちゃくちゃ愛おしい。
すべてを乗り越えて自分が一番求めてた答えにたどり着いて清々しくて
ピュアで純粋で兼さんへの愛と尊敬と喜びに満ちた顔してる。
そして頭が丸い。
かわいい。
お目々まるい。ちいさい。
かわいい。
ここでかっこつけれない兼さんもかわいい。
い、愛おしいなこの二振り……活コミ兼堀の新たな可能性。好き。

うーんこれはもう言わずもがななんだけど、
兼さんの涙を流すところもよかったね…。
むしろあれは、うん。そうだよな…って思ったんだけど
アニメは何をどうなってああなったんだろうか…
未だに疑問が抜けないシーンである。
津田先生ちゃんと兼さんのこと見ててくれてありがとう。
相棒と同じ感情を共有させてくれてありがとう。
なにはともあれ、とっても素敵な和泉守兼定でした。
そしてやっぱり私は何よりも関係性重視人間だと再確認した。

全本丸のすべての和泉守兼定と堀川国広の幸せを願います。
内容ないのに長い感想を終わります。餅七。